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映画に夢中 koronnmama.exblog.jp

劇場公開新作映画のレビュー、旅行、パピとママのblogで映画レビューをしてましたが、TBを使えなくなりしかたなくエキサイトblogを作成しました。少しずつですが、劇場で鑑賞した作品だけでもTBの繋がりをしたいと思ってます。


by yukiko
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DESTINY 鎌倉ものがたり

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ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が、同作の原作者・西岸良平のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」を実写映画化し、堺雅人と高畑充希が年の差夫婦役で初共演したファンタジードラマ。主演の堺、高畑と同じく山崎監督作初参加の安藤サクラ、中村玉緒をはじめ、山崎組常連の堤真一、三浦友和、薬師丸ひろ子ら豪華キャストが集結した。

あらすじ:幽霊や魔物、妖怪といった「人ならざるもの」が日常的に姿を現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに嫁いできた亜紀子は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚くが、次第に溶け込んでいく。正和は本業の執筆に加え、魔物や幽霊が関わる難事件の捜査で警察に協力することもあり、日々はにぎやかに過ぎていった。しかし、そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。正和は亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意するが……。

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<感想>妖怪や幽霊が普通に人間たちと同居する不思議な鎌倉を舞台にした物語。レトロと現代が混在する世界の中で生きる夫婦。ミステリー作家の一色と新妻、亜紀子の絆に焦点をあてたこの作品は、堺雅人&高畑充希なしには完成しえなかった作品だったと思います。

お伽噺のようで、豪華な絵本のようでもあります。それに、ラブストーリーの面もあり、最愛の妻を黄泉の国まで探しにいくわけ。

初めは小説家の一色のところへ嫁いだ亜紀子だったが、夜店で買った毒キノコが、魂を取り出してしまう妖しいキノコだったのです。それが原因で亜紀子は黄泉の国へいくハメになってしまう。

鎌倉や黄泉の国に登場する妖怪たちにも注目ですよ。VFXで恐ろしくもコミカルに作り上げられたそのビジュアルは、山崎監督ならではのこだわり満載。

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主人公の家の庭に現れる田中泯さんの貧乏神もそうだし、中村玉緒さんのお手伝いさん。庭にいるカッパやカエルに、また、いろんな話の中で大きく扱われているのが、ヒロインの亜紀子さんが魔物に見初められて連れ去らわれて、それを主人公の正和さんが助けにいくエピソードだったのですね。

それに映画の世界観がユニークであり、ファンタジー・ワールドの世界観、夫婦が暮らす鎌倉も実際の鎌倉とは少し違った世界になっている。時代設定は一応現代ですが、どこか昭和の味がするノスタルジックが漂っている。それに黄泉の国に至っては、温泉郷のような場所のような魂の保養所みたいな場所。だから行ったことのないはずなのに、何処か懐かしさを感じさせるところ。

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奇岩建ち並ぶ武陵源や昔の民家が密集していて川岸に建っている。まさに異世界である黄泉の国が鳳凰古城ような感じでもある。それは、江ノ電に揺られながら黄泉の国へ辿り着くシーンは、まるでスタジオジブリのアニメ映画「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせる、情感溢れる街並みとなっており、死後の世界は思いのほか楽しい場所のように描かれてましたね。

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黄泉の国に連れて行く死神の安藤サクラさん、クライマックスの黄泉の国に出て来る天頭鬼、亀頭鬼、豚頭鬼のたぐいになると、これに心情的な親しみとか、懐かしさを感じることは、日本人には難しいに違いない。

事故で命を落とした人間が現世に蘇ってくる映画に、「岸辺の旅」(15)の浅野忠信さん、生きた人間の肉体を持ってしまった幽霊である。彼らは人間と同じ姿をしていることによって、逆に強烈な違和感をスクリーンに刻み付けていると思う。

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ですが、「DESTINY鎌倉ものがたり」では、生きている者も死んでいる者も、変わりなく共存しているように見える。黄泉の国でもみんな生前の姿かたちを保っているし、逆にこの世に異形の者がいても違和感なく溶け込んでいるのだ。

フィクションの執筆を生業として、鉄道模型の収集に没頭する主人公の一色正和は、現世に生きていても何処か浮世離れしているので、だからこそ、この世とあの世の境目をするっと超えてしまえたのだろう。

2017年劇場鑑賞作品・・・


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by yukikokoronn | 2017-12-16 20:20 | 2017年劇場公開作品